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【次男】ひねくれた性格の原因と、親ができること
「うちの子、なんでいつも反対するの?」
「どうしてこんなにひねくれるの?」
そんな風に、悩んでいるあなたへ。
きっと、我が子の複雑な気持ちに振り回されていることでしょう。
でも大丈夫。この記事では、次男の「ひねくれ」と言われる行動の裏側にある心理を解き明かし、親としてどう接すればいいのかを具体的な事例を交えてご紹介します。
この記事を読んでわかること
- なぜ次男は「ひねくれる」のか、その原因
- 子どもとの関係を良好にするための具体的な方法
- 親子関係を良好にするためのコミュニケーションの秘訣
なぜ次男はひねくれちゃうの?その原因を探る
生まれつきの性格?それとも環境のせい?
確かに、性格には生まれつきの部分が大きく影響していると言われています。
しかし、性格は生まれつきのものであると同時に、育つ環境によっても大きく変わってくるのです。
例えば、いつも褒められる環境で育った子は自信に満ち溢れ、反対にいつも叱られる環境で育った子は自信を失ってしまうことがあります。
性格が生まれつき決まる理由
- 遺伝
- 脳の構造
親から子へ遺伝する性格的な特徴があります。
例えば、活発な性格だったり、慎重な性格だったりするといったことです。
脳の構造も性格に影響を与えます。
例えば、ある特定の脳の部位が発達していると、ある種の性格になりやすいと言われています。
環境が性格に影響を与える理由
- 育った家庭環境
- 周囲の人との関係
- 経験
家族構成、親の育児スタイル、兄弟姉妹との関係など、家庭環境は子どもの性格形成に大きな影響を与えます。
また、友達、先生、近所の人など、周囲の人との関わり方によっても、子どもの性格は大きく変わります。
人は、様々な経験を通して、学び、成長し、性格を形成していきます。
兄弟の順位が関係してる?
「長男・長女はしっかりしているのに、なんでこんなに自由奔放なの?」と感じている方もいるかもしれません。
実は、兄弟の順位は、子どもの性格形成に影響を与える可能性があるという研究結果も出ています。
次男・次女の特徴
一般的に、次男・次女は、長男・長女に比べて、
- 社交性が高い:長男・長女がすでにいるため、小さい頃から人と関わる機会が多く、社交性を身につけることが多いです。
- 競争心が強い:長男・長女と比較されることが多いので、競争心を強く持つ傾向があります。
- 自由奔放:長男・長女がルールを守ることが求められることが多いのに対し、次男・次女は比較的自由に育てられることが多いので、自由奔放な性格になることがあります。
兄弟の順位が性格に影響を与える理由
- 親の接し方
- 兄弟関係
長男・長女と次男・次女では、親の接し方が異なる場合があります。
長男・長女は責任感や自立心を育むために厳しく育てられる一方で、次男・次女は自由にのびのびと育てられることがあります。
また。兄弟間での年齢差や性格の違いによって、子どもたちは様々な影響を受けます。
例えば、上の兄弟が優しくて面倒見が良い場合、下の兄弟は甘えてしまうかもしれません。
兄弟の順位は、子どもの性格形成に影響を与える可能性がありますが、あくまで一つの要因です。
すべての次男・次女が同じ性格というわけではありません。
子供の性格は、兄弟の順位だけでなく、生まれつきの気質や育つ環境など、様々な要素が複雑に絡み合って形成されます。
親の接し方が影響しているかも
親の接し方は、子どもの性格形成に大きな影響を与えます。
子どもを褒めること、叱ること、無視すること、それぞれが大切ですが、バランスが大切です。
お子さんの年齢や性格に合わせて、適切な接し方をするように心がけましょう。
親の接し方が子どもの性格に与える影響
- 褒めること
- 叱ること
- 無視すること
具体的な例
- 「いつも同じことばかりするね」と否定的な言葉をかける:子どもは否定的な言葉に敏感です。何度も同じことを言われると、子どもは「どうせ自分はダメなんだ」と思い込んでしまい、やる気を失ってしまうかもしれません。
- 子どもの意見を聞かずに決めつける:子どもにも意見があります。子どもの意見を聞かずに一方的に決めてしまうと、子どもは「自分の意見は尊重されない」と感じ、反抗的な態度をとるようになるかもしれません。
ひねくれた性格の子どもの特徴って?
特徴1:いつも反対ばかり言う
「なんでいつも反対するの?」と、子供の言動に振り回されてしまうこともあるかもしれません。
ひねくれがちな子によく見られる特徴として、大人や周りの意見に反対する傾向があります。
なぜ反対ばかり言うの?
- 自分の意見を主張したい:子どもは、大人に比べて自分の意見を言える機会が少ないため、少しでも自分の意見を主張したいと思うことがあります。
- 注目されたい:反対することで、大人の注意を引きつけたいという気持ちがあるかもしれません。
- 不安や恐れを隠している:本当はそうしたいと思っているのに、反対することで不安や恐れを隠している可能性もあります。
具体例
- 「ご飯食べなさい」と言われたら、「食べたくない!」と答える
- 「宿題しなさい」と言われたら、「もうやった!」と嘘をつく
- 友達と遊ぶ約束をしても、いざというときには行きたくないと言う
どう接すればいいの?
- 子どもの意見を尊重する:子どもにも意見があることを認め、積極的に話を聞きましょう。
- 選択肢を与える:「ご飯はカレーとハンバーグ、どっちがいい?」など、子どもに選択肢を与えることで、主体的に行動できるように促しましょう。
- 感情を受け止める:「そうか、今はご飯が食べたくないんだね」と、子どもの気持ちを共感してあげましょう。
特徴2:仲間はずれにされがち
「うちの子はいつも一人ぼっち…」と悩んでいる方もいるかもしれません。ひねくれがちな子は、クラスで仲間はずれにされがちです。
なぜ仲間はずれにされやすいの?
- コミュニケーションが苦手
- ルールを守れない
- 攻撃的な言葉を使う など
具体例
- グループワークで自分の意見ばかりを押し通す
- 友達の物を勝手に触ったり、壊したりする
- 友達の悪口を言う
どうすればいいの?
- コミュニケーションの練習をする:ロールプレイなどを通して、コミュニケーションの練習をしましょう。
- 友達との関わり方を教える:友達と仲良く遊ぶためのルールを教えましょう。
- 子どもの良いところを見つける:子どもにも良いところがあることを伝え、自信をつけさせてあげましょう。
特徴3:大人に対して反抗的
「どうして大人に反抗するの?」と、子どもの態度に困ってしまうこともあるかもしれません。
ひねくれがちな子は、大人に対して反抗的な態度をとることがあります。
なぜ大人に反抗するの?
考えられる理由
- 自立心が高まっている
- 自分の意見を認められたい
- 不安や恐れを隠している
具体例
- 大人の言うことを聞かない
- わざと逆のことをする
- 大人を避ける
どうすればいいの?
- 子どもの意見を尊重する:子どもにも意見があることを認め、積極的に話を聞きましょう。
- 子どもの自主性を尊重する:できる範囲で、子どもに自分で決めさせるようにしましょう。
- 子どもの良いところを見つける:子どもにも良いところがあることを伝え、自信をつけさせてあげましょう。
ひねくれた性格の子どもへの接し方
叱るより褒める
「うちの子はいつも怒られてばかり」と感じている方もいるかもしれません。
確かに、子どもを叱ることは、間違った行動を正す上で必要なことですが、叱りすぎると、子どもは萎縮してしまい、自己肯定感が低くなってしまう可能性があります。
叱ることのデメリット
- 子どもが委縮してしまう
- 親子の関係が悪化する
- 反抗的な態度をとるようになる
褒めることのメリット
- 自信につながる
- 良い行動を繰り返すようになる
- 親子の関係が良好になる
具体的な褒め方
- 具体的な行動を褒める:「宿題をちゃんとできたね!」など、具体的な行動を褒めると、子どもは自分がどこを褒められたのかを理解しやすくなります。
- 努力を褒める:「難しい問題も一生懸命考えていたね!」など、努力を褒めることで、子どもはさらに頑張ろうという気持ちになります。
- 感情を共感する:「その絵、すごく素敵だね!どんな気持ちで描いたの?」など、子どもの感情を共感することで、子どもは自分の気持ちを認められ、自己肯定感が高まります。
子どもと向き合う時間を作る
「忙しくて子どもとゆっくり話す時間がない」という方もいるかもしれません。しかし、子どもと向き合う時間を持つことは、子どもの心の成長を促す上でとても大切です。
子どもと向き合うことのメリット
- 子どもの気持ちを理解できる
- 子どもの悩みを聞いてあげることができる:
- 親子の絆が深まる
子どもと向き合う時間を作るための工夫
- 食事の時間を大切にする:家族みんなで食卓を囲み、その日の出来事などを話し合いましょう。
- 寝る前の時間を活用する:寝る前に一緒に絵本を読んだり、今日の出来事を振り返ったりする時間を作りましょう。
- 週末に一緒に遊ぶ時間を設ける:公園に行ったり、スポーツをしたり、一緒に楽しめることをしましょう。
共感してあげる
「うちの子の気持ちなんてわからない」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、子どもがどんな気持ちでいるのかを理解しようと努めることは、子どもとの関係を良好にする上でとても大切です。
共感することのメリット
- 子どもは安心感を得ることができる
- 子どもは心の壁を開きやすくなる
- 親子の信頼関係が築かれる
共感の仕方
- 子どもの話を最後まで聞く:子どもが話している途中で遮ったり、別の話題に変えたりしないようにしましょう。
- 子どもの気持ちを言葉で表す:「それはとても悲しい気持ちだったね」など、子どもの気持ちを言葉で表してあげましょう。
- 自分の気持ちを伝える:「私も昔、同じような経験をしたことがあるよ」など、自分の経験を話すことで、子どもは安心できることがあります。
子どもに選択肢を与える
「いつも私が決めているから、子どもは自分で考える力が育っていないかも…」と心配している方もいるかもしれません。子どもに選択肢を与えることは、子どもの自立心を育む上でとても大切です。
子どもに選択肢を与えることのメリット
- 自分で決める力を養う
- 自信を持つことができる
- 主体的に行動できるようになる
子どもに選択肢を与える際の注意点
- 年齢や発達段階に合った選択肢を与える:子どもが選ぶことができる範囲内で選択肢を選びましょう。
- 全ての選択肢にメリットとデメリットがあることを伝える:子どもが自分で考えて決めることができるように、それぞれの選択肢のメリットとデメリットを説明しましょう。
- 最終的な責任は親が持つ:子どもが選んだことに対して、親が責任を持つという姿勢を見せることが大切です。
しかし、根気強く子どもと向き合い、子どもの気持ちを理解しようと努めることが大切です。 上記を参考に、子供に合った接し方を見つけていきましょう。
ひねくれた性格を克服するための具体的な方法
1:感情のラベル付けを促す
- 「怒っているんだね」「悲しいんだね」と、お子さんの感情に言葉をかけてあげましょう。
- 「〇〇なときに、いつも△△してしまうね」と、行動パターンを具体的に言葉にすることで、自己認識を促します。
例
「宿題をするとき、集中できないときは、まず深呼吸をしてみようね」
2:異なる視点からの思考を促す
- 「もし〇〇だったら、どう思う?」と、異なる状況を想定した質問をしてみましょう。
- 「他にもこんな考え方があるよ」と、別の意見を提示することで、多角的な視点を持つことを促します。
例
「友達と意見が合わないときは、相手の気持ちも考えてみようね」
3:目標設定と達成感を味わわせる
- 「今週は、毎日10分間読書をする」など、小さな目標を立て、達成できるようにサポートしましょう。
- 目標達成時には、必ず褒めてあげましょう。
例
「目標達成できたね!すごいね!」
4:解決策を一緒に考える
- 「この問題を解決するために、どんなことができるかな?」と、一緒に考えましょう。
- 「〇〇の方法はどうかな?」と、様々な解決策を提案し、選択肢を広げます。
例
「おもちゃを片付けられないときは、タイマーをかけて、その間に片付けられるか競争してみようか」
5:ロールプレイング
- 「もし友達から〇〇と言われたら、どう返す?」と、具体的なシチュエーションを設定し、ロールプレイングをしてみましょう。
- 異なる反応を試してみることで、より良いコミュニケーションの仕方を学ぶことができます。
例
「友達から「つまらない」と言われたら、どうする?」
親ができること
- 子どもの話をじっくり聞く: 感情を否定せず、共感してあげることが大切です。
- 具体的な例を挙げて説明する: 抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉で説明することで、子どもは理解しやすくなります。
- 根気強く続ける: 行動を変えることは簡単ではありません。根気強くサポートし続けましょう。
- 自分の行動も振り返る: 親もまた、完璧な人間ではありません。自分の行動を振り返り、改善する努力をしましょう。
ポイント
- 子どもの年齢や発達段階に合わせた声かけをする
- 無理のない範囲で始める
- 遊びを取り入れながら楽しく学ぶ
まとめ
「ひねくれ」と表現される子どもの行動の裏には、様々な感情や思考が隠されています。
ただ「ひねくれている」と一括りにせず、その背景にある原因を探り、一人ひとりの子どもに合った接し方をすることが大切です。
この記事でご紹介したように、
- 子どもの気持ちに共感する
- 具体的な行動を褒める
- 一緒に問題解決に取り組む
- 子どもの自主性を尊重する
- 親も一緒に成長する
このような取り組みを通して、子どもは徐々に心を開き、自分自身を理解していくでしょう。
大切なのは、
- 子どもを全肯定することではなく、行動を評価すること
- 根気強く接し続けること
- 周囲のサポートを求めること
です。
「ひねくれ」とされる子どもの成長は、親にとっても大きな学びの機会です。
焦らず、ゆっくりと、子どもと一緒に成長していくことが大切です。
最後に、
子育ては、一人ひとりの子ども、そして家族の形によって異なります。
この記事で紹介した内容は、あくまでも一つの参考です。
ご自身の経験と感覚を大切にし、子どもに合った子育てを見つけていきましょう。
その他の参考情報
ダイヤモンドオンライン:9割の親がついやってしまう!子どもが「ひねくれて」しまうNG行動とは?